最初の日記がマンドリン関係

というのは自分でも意外ですが、2月11日にサッポロで行われたマンドリン四重奏演奏会に出てきたんで、そのことを書きます。

四重奏演奏会は、今回で第37回。毎年2月11日にひらかれています。
1グループ10分程度×十数組(その年の出演希望団体数により変動)が、いれかわりたちかわり演奏をするものです。編成は、マンドリン系の二重奏〜小アンサンブルならどんな組み合わせでも良く、友達同士とか御夫婦数組とか、大きな団体の中から誘い合わせて数人でとか、思い思いに集って出演しています。今回は、文化教室でマンドリンを習っている生徒さんたちの団体もいらっしゃいました。

ワタクシが所属してるSound-Holeという団体(総勢6名)は、けっこう常連。都合のつくメンバーが少ないときでも、二重奏とか三重奏とかで出てました。今回は五重奏で、うちの団体としては多い方です。
メンバーのいけやんが作曲した「青の時」と、アンダーソンの「トランペット吹きの休日」の二曲を弾いたのですが、うちの団体としては珍しく、そこそこ満足できるデキだったと思います。
ウチの団体がアンダーソンの曲を弾くと、今までは「軽快に弾こうとすると走る・落ち着こうとすれば重くなる」という困った傾向があったのですが、今回はかなり落ち着いて軽快に弾けたと思います。
メンバーのオリジナル曲も(知り合いの中では)好評でした。
いけやんは学生時代からちょこちょこ作曲してまして、一緒に弾く仲間内ではとりあえず礼儀として酷評してみたり、曲名で呼ばずに「あの聖子ちゃんっぽい曲」とか呼んでみたり、「ここ弾きづらいから直せ」などとワガママを言ってみたり、けっこうサンザンな扱いです。それにもめげずにコンスタントに毎年1〜2曲は作っているいけやんは、たいしたやつです。ちなみに今回の「青の時」は、仲間内では「地球大紀行」という愛称で親しまれていました。
まあこのように、仲間ウチだと思うとテレもあって色々言いますが、真面目な話、初期の曲から「素人の作った曲にしてはまとまってるし、なかなかいい」とは思ってたんですが、やっぱり何曲も作ってるうちにだんだん上手くなってくもんだな、と感心することしきりです。次の曲も楽しみです。

しかし、毎回演奏会後は「ここがマズかったあそこはしくじった」と思うことが多いのに、今回はそうでもないのが不思議だ。もしかしてトシのせいか?

だらだら続きます。印象に残った他団体。(今回出番が遅かったんで、前半の団体は聴いてないんですが。)

☆揃ったら、ノリで行こ(四重奏)
どうやらプレットロ・ノルディコという団体のメンバーで構成されるユニットらしいので、グループ名はおそらく駄洒落であろうと思われます。
ここは、メンバーのT氏のオリジナル曲を演奏しました。作曲つながりで、演奏前後にいけやんとエールを送りあいます。やっぱり、自分の作った作品というのを不特定多数(多数ってほどではないが)の人に公表するというのはけっこう勇気の要ることだと思うので、こんなふうに応援しあえるのはいいよなぁ。T氏は編曲した作品もすごく面白いんですが、そういうセンスのある方だけにオリジナルの曲も良かったです。かわいい曲で、弾いてみたいと思いました。

ゴレンジャイ(五重奏)
ベストドレッサー賞があったらぜひここに、って感じのコスチュームでした。
女性4名がそれぞれ赤・青・黄・緑の鮮やかな原色のトレーナーに同色のストッキング。ボトムはジーンズのスカートかハーフパンツ。足元はブーツ。そして、1名の男性がピンクのトレーナーにジーンズ、足元はピンクのブタさんスリッパ。
ワタクシ、文化系男子のこういうつきあいの良さって好きだなぁ。
並び順が左からきちんと、1stマンドリンが赤・2ndマンドリンが青・マンドラが黄・マンドセロが桃・ギターが緑だったのもたいへんツボでした。
これでヘタだったら目も当てられないところですが、この団体がものすごくうまかったのです。
すごくかっこいい曲。でもコスチュームは○レンジャー。朗々と歌うマンドセロのトレモロ。その足元はブタさんスリッパ……。
とても印象的でした。

……このままメデタシメデタシで終わると自分の文章じゃないような気がするので、メンバーのネタも披露しよう。

☆2ndマンドリン・asaking嬢
前日に替えた弦の先を切ってくるのを忘れ、余った弦が熨斗袋の水引状態に。その弦にクリスマスリースみたいな飾り付けをして出演しようという話も出たが、さすがに却下。

☆1stマンドリン・マダムヒヨコ
その1:遠方から参加のazkn氏の宿泊の心配をする。「泊めてあげたいけど、うちは無理だし。asakingのうちに泊まれないかな?」。ヒトにふるなよ。

その2:asakingが爪切りを買うために出かけようとしたとき、マダムヒヨコが「うちら昼食買いにいかなきゃなんないから、ついでに買ってきてあげるよ。」と発言。asakingがその分のお金を預けようとすると、「あ、それは幾狭に預けて。」。「ちょっと待て、お前が『買ってきてあげる』って言ったのになんで私が預かるんだ?!」「だーってだーって、幾狭の方がしっかりしてるんだもん〜」というやり取りの後、結局爪切りを買う役目はワタクシに。

その3:リハーサル室で練習をしていたヒヨコ、弾きながら「やっぱりなかなか一石二鳥には弾けない……」と呟いたのを、いけやんに聞きとがめられる。一朝一夕と言いたかったらしい。ヒヨコはいけやんに「幾狭にだけは絶対言わないで〜」と固く口止めしたらしい(無駄無駄)。

☆マンドセロ・azkn氏
asakingの弦を切るペンチが無いので、コンビニで爪切りを買ってきてそれで切ろうという相談をしている間、確かに彼はその場にいた。しかし、買ってきた爪切りで弦を切ろうとした瞬間、彼は言った。「あ、俺ペンチ持ってる。」

☆撤収時
あちこちの楽屋やらリハーサル室やらで色々な忘れ物があり、主催者の人々が持ち主を探してホール中を走り回っていた。4つあった忘れ物のうち、マフラーはasaking、コートはマダムヒヨコ、足台はazkn氏、チューナー(だったかな?)はいけやんのものだった……(スミマセン)


ところで、トラックバックといふものをしてみむとてするなり。
Sound-Holeのメンバーのいけやんのブログえぶたんのほっぺにも、この四重奏演奏会についての言及があります。
これが初トラックバックということになるんですが、でっきるっかなでっきるっかな、さてさてふむ〜〜♪(←はしゃぐな初心者……)