真性のワガママ

昨日はSound-Holeの練習がありました。

この日の練習は、毎年2月11日に行われるマンドリン四重奏演奏会に弾く曲の選考でした。
今回、われわれSound-Holeのメンバーでこの演奏会に出演できる人数が4名ということにほぼ確定しましたので、メンバーが候補曲として持ち寄った四重奏用の楽譜をあれこれ弾いてみたのです。

だいたいこういうときに「これ弾きたい〜」と言って楽譜を持ってくるのは、いけやんとかワタクシです。
でも、昨日はめずらしく、ぴよも1曲持ってきました。

持ってきたけど、
「これ、幾狭が嫌いな曲っぽいから、1回ためしに弾いてみるだけでいいよ〜」
と、最初からちょっと逃げ腰です。

曲は『星に願いを』。

「確かに、あんまり好きな曲じゃないけど、アレンジがカッコよければ弾きたくなるかもしれないから、とにかく1回弾いてみよう。」

というわけで、弾いてみました。

アレンジもイマイチ好みではありませんでした。

そのあとも、いけやんの作曲した曲やワタクシが持ち込んだ曲などを次々と弾きまして3時間の練習が終わり、
みんなでゴハンを食べながら選曲会議です。

「この曲とこの曲いいね。もち時間(1団体につき10分)考えたら、もう1曲弾けるかな?」
「この曲弾きたい〜」
「この曲は難しくて2月までに仕上げられないんでないかい」
「この曲は面白いけど、もうちょっとじっくり練習したいね」
「よし、次の機会にしよう」
「この曲は予想より面白かったね」

などなど、無駄話の合間に話し合いをします。

当然その中で件の『星に願いを』についても話題に出ましてございます。

この曲を出したぴよが、

「やっぱり幾狭が嫌いそうだからいいわ〜。」

と遠慮しますので、

「いや〜、いっつもたいていワタクシの希望した曲は弾いてもらってるんだから、ぴよの希望した曲だって弾くよ〜。」

と言ったのですが、ぴよは何やらゴニョゴニョ言っては遠慮します。

長い付き合いですので、意味不明のゴニョゴニョの内容がなんとな〜く察せられまして、
ズバっと訊いてみました。

「それは、ワタクシが嫌いな曲だと、演奏の完成度が落ちるってことかい?」

「うん。幾狭は、自分の好きな曲はうまいけど、嫌いな曲はへた。」

……………ズバッと応えられました。