id木苺コンサート

もう一週間経ってしまったのですがsound-holeのメンバーのうち、ヒヨコ・いけやん・幾狭の3人で「id 木苺コンサート」にちょろっと出演してきました。
いかようなる経緯で出演したのかとかは、前の記事に書いてあります。

我々より平均年齢が10歳は若い団体の演奏会におじゃまさせていただいたということで、大変刺激になりました。
それどころか、リハーサルを拝聴している間に、この期に及んでヒヨコがびびりやがりました。
「こんな上手い人たちの中で弾くの? うちら、みすぼらしくない?」
今更なに言ってるんだ〜!
それはもう、我々のような「メンバーが北海道中に散っているのにしょうこりもなく10年続いてるのがウリ」の団体と違って、 id が技術的にもココロザシ的にも高いレベルにある団体なのは、前回の Winter Concert 2008 を聴きに行った段階でわかっていたはずなのです。まったくもって困ったヒヨコです。
っていうか、多分 sound-hole のメンバーで一番うまいのはヒヨコなんだから、オマエがびびるなよ。
とはいえ、本番の演奏でナニガシかやらかしたのは、ヒヨコほどびびってなかったはずのワタクシといけやんでしたが。
ワタクシは、メロディ部分を弾いてる最中につけなくていい♭をつけてしまいいけやんの方は曲の途中で一瞬消えました
いけやんのオリジナル曲で良かった。こういう曲なんだと主張すれば通るぞ(いけやん、スマン)。

いけやんといえば、彼女の演奏中の笑顔がたいへん評判良かったです。
打ち上げのとき、idのメンバーの方が褒めてくださったので、一応ミウチとしては謙遜しておかねば、と思い、
「いやぁ、いけやんは顔自体がもともと笑っているようなつくりですから。」と言ったところ
「でも、笑顔じゃなかった箇所もありましたよ。」とのことでした。
……多分、あの箇所でしょう。

え〜と、それはともかく、楽しく演奏できましたよ。(←とってつけたようなフォロー)

この辺で、idの皆様の演奏についてぼちぼち書いておきます。

ギターソロのお二方の演奏が特に印象に残っております。
ダウランドの「ファンタジー」、すごく好きな曲ですが、期待以上の好演奏でした。弾き方が丁寧だからでしょう、音色がたいへん綺麗でした。途中ちょろっと小節すっとばしてくれましたが。(←言わなきゃ気づかないのに……)
ヒナステラの「ソナタ」は「すごい!」の一言でした。前衛的な曲でしたが、そのわりには素人でも楽しめるものだったと思います。この曲を楽しめたのは、曲自体の面白さもありますが、演奏した方がすごかったからでしょう。
打ち上げのとき聞いたら、こちらの方はプロのギタリストさんでした。そりゃ上手いはずだ……。

丸山大悟「Members Only」 マンドラばかりの四重奏という、たいそう挑戦的でかっこいい曲でした。
自分がドラ弾きだから言うわけではないですが、やっぱりマンドラは特異な魅力のある楽器です。

パーセルの「ムーア人の復讐」は、我々が10年前の演奏会で弾いたのと同じアレンジの楽譜でしたが、我々は全てピッキングで弾いたのに対し、今回のidさんの演奏ではトレモロピッキングの両方を使っていて、かなり印象が違うしあがりになっていたと思います(←技術的な格差は置いといて)。
ピッキングだけの演奏は、ちょっと古風な感じになるのが気に入って選択したものでした。
あらためてトレモロの入った演奏を聴くと、パーセルの華やかな面が表現できていて良かったです。

いけやんとazkn氏は各自のブログで感想を書いていますが、ネット音痴のヒヨコの分はしょーがないから書いておいてやろう。
ヒヨコは「ニュー・シネマ・パラダイス」に感動しておりました。

なんかいつにもましてとりとめのない文章ですが、演奏会のあと2日間の出張に直行・帰ってきた日に研究授業・不在の間ためこんだ仕事の片付け・そして今日はブカツドーの大会でトドメを刺されて疲れているので推敲しません。とりあえずこんなところで。

たろーかじゃ様、花束うれしゅうございました!
はるばる聴きに来てくださったazkn氏、お疲れ様でした。
聴きにきてくださった皆さま、ありがとうございました!

あ、ヒヨコの「待ち針事件」続報いけやんのブログにUPされているので、よろしければどーぞ。